「今日は何の日?」シリーズ第36弾です。
今から522年前、1492年8月3日、クリストファー・コロンブスがスペインから1回目の西方への航海に出発しました。
アメリカ大陸への航路発見
コロンブスの1492年8月3日の日誌には、次のように記載されていたそうです。
「私は通例の陸路で東へ進むのではなく、まだ誰かが行ったという 証がない西への路を行かねばならぬ。」
そしてその日、大西洋をインド (インディア) を目指してスペインのパロス港を出航しました。
この時の編成は、サンタ・マリア号をはじめとする3隻で、総乗組員数は約90人 (120人説も) という規模でした。
一旦、カナリア諸島へ寄り、大航海の準備を整えた後、一気に西進。そして、10月11日の日付が変わろうとする時、陸地を発見。
翌朝、コロンブスはその島に上陸し、ここを占領してサン・サルバドル島と名づけました。
この島には先住民のインディアンが住んでいましたが、コロンブスはこの島で略奪を働き、次に現在のキューバ島を発見します。
コロンブスの目的は、黄金の略奪にあったそうです。そして、インディアンを大虐殺したり、奴隷として多数捕らえたとか。
コロンブスの功績は、新大陸の発見?
一般的に、コロンブスの「功績」はアメリカ大陸を“発見したこと”と、語られることが多いです。
しかし、アメリカ大陸にはこれ以前からインディアンなどの先住民族が、一万年以上前から居住し独自の文明を築いていました。
そのことを考えると、“発見”という言葉自体が、ヨーロッパ中心で世界を見ているといえます。
よって、中立的な視点では「大西洋航路の発見」、つまりヨーロッパとアメリカ大陸を結ぶ「航海路を発見した」というのが、その真の功績だといえるようです。
コロンブスのアメリカ大陸到着以前は、ユーラシア大陸と北米大陸の住人や国家、文明の間には相互の文化や経済、政治などに影響を与え合うほどの交流がほとんど無かったことから、「世界の一体化を促進した」とする評価もあります。
いずれにしても、未知の航路を開拓するということに、大きなロマンを感じますね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2014.8.3記)