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8月14日は、北アメリカ大停電・首都圏大停電が起きた日、そして節電について考える日

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さて、再び「今日は何の日?」シリーズに戻って、今回は第44弾です。

8月14日は、何故か過去に北アメリカで大停電が、そして首都圏でも大停電が起きた日なのです。

2003年は、北アメリカで大停電が

2003年8月14日、ニューヨークを含む北アメリカ東北部で大停電が発生し、カナダを含む5000万人に影響が及びました。

10 停電地域

地図で見ると、相当広範囲の停電です。

停電は29時間に及び、この間の金融赤字は60億ドル(約7,000億円)と見積もられました。特に、航空会社や証券取引所は、この日だけで大赤字となってしまったのです。

停電の原因は、未だ諸説あるようですが、最も有力とされる原因は、送電管理システムのダウンにより連鎖反応を起こしたためとされています。

また、発表された停電事故報告書では、早期警告装置が誤作動を起こし、そのうえ、オハイオ州の木の巨大な枝が落下したため、主要な3つの電線路の送電が停止したことが理由だとしています。

 (ニューヨークでも大停電が発生)


(ニューヨークでも大停電が発生)

2006年は、首都圏で大停電が

2006年8月14日、日本の東京都23区東部とその周辺で大停電が発生しました。

139万世帯の住宅や鉄道など、広範囲に電力が供給されなくなりました。

大停電の原因は、旧江戸川を航行中のクレーン船が作業を怠り、クレーンのアームを下げずにいたため、送電線に触れて切断したためでした。

30 首都圏大停電

この時は、1.5〜3時間程度の停電で済みましたが、それでも交通機関や金融機関、流通、通信に影響が出ました。日経平均株価の計算ができなくなったそうです。

また、停電によりエレベーターが停止して、人が内部に閉じ込められるケースが70件以上発生したとあります。

東日本大震災後の節電意識はどこに?

2011年3月11日に起きた東日本大震災は、原子力発電所の操業停止という事態を招き、首都圏にも大停電の怖れが発生しました。

街中では、不要不急の照明を消したり、エスカレーターの運転中止、エレベーターの間引き運転など、考えられる節電対策が講じられました。夜は都会とは思えない暗さになりました。

地域毎に計画停電が実施され、我が家でも1日に多い時は2回も、2時間程度停電になる日が続きました。

夏に向けて、電力予報なるものが逐次更新され、猛暑によるエアコン使用と甲子園の高校野球テレビ中継で電力使用の増加が予想される日は、エアコンの使用をできるだけ控えるよう報道されていました。

それもこれも、電力不足になると、首都圏で大停電が発生し、あらゆる経済活動が大混乱に陥ると危惧されたからです。

あれからまもなく3年半、日本中の原発が全て停止している中で、火力発電の増強などにより電気料金は高くなったものの、節電に関しては「喉元過ぎれば熱さを忘れる」なのか、全く耳にしなくなりました。

それでも、政府と財界は原発再稼働に向けて熱心に取り組んでいるように見受けられます。今の電気料金の水準は、企業の業績にマイナスであることは事実でしょうが、多くの企業が倒産に追い込まれるほどの水準なのでしょうか?

来年からの税制改正で、法人税率の見直しなどにより、企業側には優しい税制になります。

そんな状況ですが、私たちの生活では、いたずらに冷房を強くしないとか、不要不急の照明は消すとか、もっと節電対策を心掛けたいと思います。

3年前、あれだけ節電しても、生きていく上で困らなかったことは証明されています。というわけで、「もったいない」の意識を皆でもっと持ちたい、と思った旧盆の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2014.8.14記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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