「今日は何の日?」シリーズ・ライト版です。
今日は、「旅券の日」だそうです。
「旅券の日」の由来
「旅券の日」は、外務省が1998年 (平成10年) に制定したとのことです。
今から遡ること137年前の1878年 (明治11年) 2月20日に、「海外旅券規則」が外務省布達第1号として制定されて、「旅券」という用語が日本の法令上初めて使用されたことがその由来とか。
それまでは、「御印章」「海外行免状」と呼ばれていました。
旅券 (パスポート) とは
Wikipediaによると、次のように説明されています。
パスポート(英: Passport)又は旅券(りょけん)とは、政府ないしそれに相当する公的機関が交付し、国外に渡航する者に、国籍及びその他身分に関する事項に証明を与え、外国官憲に保護を依頼する公文書である。
なるほど・・・国家が個人の身分保障をして、他の国に対して正式に保護を依頼している公文書なのですね。
ちなみに、その種類・様態として次のように記述されています。
日本には、(一般)旅券・公用旅券・外交旅券・緊急旅券の4種類のパスポートがある。
いずれの旅券にも、皇室の紋章でもあり、日本の在外公館において国章に代わり慣例的に用いられている十六八重表菊と同じ菊花紋章のひとつである十六一重表菊が表紙中央に印刷されている。
また、身分事項ページの顔写真上部には、首相、政府(内閣)、皇室の慣例的な紋章である五七桐花紋が印刷されている。また「日本国旅券」の文字は篆書体で印刷されている。
個人が持てるもので、正式に菊花紋章が入っているのはパスポートだけですよね。皇室の紋章とは少し異なりますが。
ちなみに、天皇陛下と皇后陛下は、国際慣習における元首待遇により、旅券は必要無いそうです。
「旅券の日」に思うこと
僕が、初めてパスポートを取得したのは、大学の卒業旅行で初の海外を体験した時でした。
今のように、5年・10年有効の期間ではなく、一次 (1年)・数次 (5年) 旅券という種類だったと思います。
旅行会社の人に、命の次に大事なものだから、と言われて首から吊り下げる専用の袋を買って、夜寝る時も身に付けていた記憶があります。(^^;
表紙に菊花紋章のある厳かなパスポートに、自分の写真が貼ってあるのを見た時は、何故か日本国民であることが誇らしく思えたものです。
そして、このパスポートを通じて海外のいろいろな国に繋がっていけるのだ、とワクワクしました。
現代社会では、さまざまな手続きで必要となる本人確認書類として、運転免許証と並んでパスポートが有効なものとなります。顔写真入りであることが必須だからでしょう。
・・・というわけで、初めてパスポートを手にした時に感じた思いを大切にして、日本国民として誇りを持ち、節度ある行いを心掛けていかなければいけないな、と思った金曜日の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.2.20記)