さて、昨日の記事で、新たなライフスタイルを考えるきっかけとなったキーワードとして、以下を挙げました。
- 異なる住まいと仕事を実現するデュアルライフ
- 地方創生と一億総活躍社会
- 首都直下型地震が近い将来予想される⇔東京一極集中の是正
- 交付金に頼らない地方活性化⇔年金に頼らないシニアライフ
今日は、その中でも「地方創生」というキーワードについて考えてみたいとます。
東京一極集中のリスク
現在、東京都の人口が1,200〜1,300万人、首都圏の埼玉・千葉・神奈川を合わせると約3,500万人、10人のうち3〜4人が首都圏に集中しています。
それだけ、地方から首都圏に人が移動してしまったわけです。
ここには、2つのリスクが存在します。
1つは、近々起きる可能性の高い首都直下型地震で、被害が甚大となるリスク。
もう1つは、地方の高齢化・過疎化・限界集落化が進み、活力がますます失われてしまうリスク。
こうしたリスクを是正するため、「地方創生」が叫ばれているわけです。
地方創生に結びつくパワーは?
最近、若者のUターン・Iターンが増えている、というニュースに接することが度々あるのですが、実際はどうなんでしょうね。
地方は、首都圏に比べて食・住にかかる生活コストが低いので、可処分所得は相対的に上がると言われています。
最近読んだ「脱東京」という本田直之さんが書かれた本では、実際に東京を離れて地方に移り住んだ方々の紹介と共に、可処分所得・可処分時間の増大という点について、度々触れています。
また、都会で養ったセンスや発信力を活かす余地が、地方にはたくさんあることについても紹介されています。
地方に移住する際に、一番問題なのは仕事があるかどうかですが、既存の求人の中に望み通りの仕事を見つけるのはとても難しいようです。
既存の仕事を探すのではなく、自らのセンスや発信力を活かして仕事を創り出そうとする気概のある人が、移住に向いているのではないでしょうか?
それが「地方創生」に結びついていくと思います。
地方創生にシニアパワーを役立てる!
移住組にシニアが加わると、地方の高齢化をますます進めてしまうかもしれませんが、新たに仕事を創造する若者達とタッグを組み、シニアとしてのスキル・知識・経験を活かしていけば、きっと「地方創生」の力になれると思うのです。
「新たなコンフォートゾーンを作り、そこに飛び込む」ためには、自分を変える必要がありますが、変えることへの不安もあります。
こちらの記事で書いたように、その不安を乗り越えるには、自分のことを考えるのではなく、「社会や他人 (ひと) 様に貢献する」という強い気持ちを持つことが、不安を乗り越えるエンジンになるのだ、と気が付きました。
そこで、地方創生にお役に立てるようなライフスタイルを考えてみようと思った次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。続きはまたの機会に。
では!
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(2016.1.30記)