さて、昨日は「自分をアップデートする」ための行動を始めたら、自分の中にある抵抗が生まれたことをご紹介しました。
そして、2年前に読んだ「嫌われる勇気」の一節を思い出し、変わることで生まれる「不安」と、変わらないことでつきまとう「不満」があること、そして、変わるためには「変えることのできる物事を変える勇気」を持たなくてはいけないことに改めて気づかされました。
今日は、変えられるものを変えていく勇気を持つためには、どのようにしたら良いのか考えてみます。
自分の人生に意味を持たせる
哲人と青年の会話を通じてアドラー心理学について書かれた「嫌われる勇気」にそのヒントがありました。
青年は「変わらない」という決心をやめ、新しい生き方を、新しいライフスタイルを選ぼうとします。
しかし、最後に青年は哲人に次の質問をします。
人生が「いま、ここ」にしか存在しなかったとしたら、いったい人生の意味とはなんなのでしょうか?
哲人は、こう答えます。
あなたはご自身の人生の迷っておられる。なぜ迷っているか。それはあなたが「自由」を選ぼうとしているからです。
すなわち、他者から嫌われることを怖れず、他者の人生を生きない、自分だけの道を。
人が自由を選ぼうとしたとき、道に迷うことは当然あるでしょう。
あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわないのです。
他者に貢献するのだ、という意思を勇気に変える
これまで、自分自身に対する不満から、なんとか自分をアップデートしたいと思い、そうしたら自分の中の抵抗に遭いました。
なんと、思考がすべて自分の内部に向けられていたのです。
あらゆる考えが内向きのスパイラルを描いて、自縄自縛に陥っていたのです。
そうではなく、思考を外向きに変えていかなければならないことに、やっと気づきました。
自分をアップデートする目的は何か?それは、別にもっとお金を稼いで、いい暮らしをしたいからではありません。
もっといろんな人や社会に対する貢献度を高めたいからです。
自分のためではなく、世のため人のためにと思うと、人間頑張れるものです。
自分のためだけであれば、ついサボってしまうことも、世のため人のためであれば手を抜かずに頑張れます。
そのためには、現状に満足していてはダメで、もっと貢献力を高めるためにステップアップしていかなければなりません。
ま と め
というわけで、2年前に読んだ「嫌われる勇気」の内容が、突如意識に浮かび上がり新たな気づきをもたらしてくれました。
これも、僕の脳内アンテナがサーチして、自分の中に眠っていた引き出しを開けて探し出してくれたのかもしれません。
そのお陰で、自分を変えていくことに対する不安を乗り越え、もっと他人様のお役に立つべく、自分をアップデートしていくことへの勇気を持つことができました。
それでは、2014年の念頭から「座右の銘」に加えた次の言葉 (こちらの記事参照) をリマインドして、今日から取り組んでいくことにします!
【かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め】
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え | ||||
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(2016.1.21記)