閑話休題。
さて、2日前の夜のニュース配信で次の記事を見て、僕の脳内アンテナが反応しました。
小泉純一郎氏「福島の全ての原発を廃炉にするのは国民の常識」 福島・いわき市の講演で訴え
原発を存続させることに対する疑問は、このブログでも折に触れ書いてきました。今日は、上記の記事を読んで感じたことを書き留めておきます。
東京電力は福島第二原発の廃炉を決めていない
福島第一原発事故で多くの避難者が生活する福島県いわき市で、小泉純一郎元首相は、「福島の原発を全て廃炉にするのは国民の常識。福島をお手本に、やりがいがあり夢がある原発ゼロを目指して頑張ろう」と訴えました。
自民党福島県連は2013年の参院選の県版公約で、県内の全原発廃炉を掲げました。福島県議会も全会一致で全原発の廃炉を決議したのです。
しかし、再稼働を進める安倍晋三首相は県版公約を「要望のようなもの」と位置づけ、第二原発の廃炉は「事業者が判断を行う」と自らの判断を避けてきました。
第一原発の6基は既に廃炉が決まっていますが、福島第二原発の4基は、県が再三にわたって廃炉を求めているにもかかわらず、東京電力は方針を示していません。
なぜ、そこまでして原発を存続させるのか?
原発については、高レベル放射性廃棄物の最終処分問題を筆頭に解決できていない問題点が山積しています。(こちらの記事参照)
過去の安全神話をベースにした原発の数々の利点は、人間の制御可能な範囲を超えて我々の生命に危険を及ぼすことが発覚した時点で、失われたのではないでしょうか?
福島第一原発事故後、日本中の原発が停止したにもかかわらず、原発に頼らず生活できているではありませんか?(コスト上昇などの問題があるにせよ…)
我々の生命の大切さを引き換えにしても、それでもなお原発を存続させようとする理由は何なんでしょうか?
安倍内閣がそこまで、再稼働にこだわる理由は何なんでしょうか?何かそうさせる政治力学が働いているのでしょうか?
どなたかその理由を明快に示して頂けないでしょうか?
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2016.2.12記)