さて、今日は読んだ本の内容 (新たなインプット) を記録するために、どんな読書メモを残すのがベストか、について考えてみます。
本を読んで何を記録するのか
昨日は、さまざまなインプットを記録するのに、Mac・iPad・iPhoneで使えて、クラウド経由でデータが瞬時に同期されるメモアプリ「Simplenote」を使っていること、そして記録した内容をEvernoteに分類整理していることについてご紹介しました。
そして、新たなアウトプットを生み出すためには、インプットしたものを、あとで再利用しやすいように記録しておくことが必要なことに改めて気づきました。
では、インプットの手段として大いに有効な「読書」をした時に、どのような読書メモを作成しておけばいいのでしょうか?
心に留めたい部分にどうマークするか?
まず、紙の書籍の場合ですが、ここはという部分を皆さんはどのようにマークしていますか?
付箋を貼ったり、ラインマーカーで印をつけたりするのが一般的でしょうか。そして、後でパラパラと見返しながら、気になるフレーズを書き写して要約を作ったりしますよね。
次に、電子書籍の場合はどうでしょう?一般的には kindle ベースが多そうです。
kindleの利点は、さまざまな機器でどこまで読んだか、常に同期をとることが可能であることがまず挙げられます。
混雑した電車内で立っている時は iPhoneを使って、カフェなどで落ち着いて座れる時は kindle端末や iPadで、自宅に帰って机に向かったら Macの大きな画面で、と常に読みかけのページから読めるのはありがたいです。
そして、同期をとってくれるのは、ハイライト表示した部分も同様です。どの機器でも、自分がラインマーカーで印をつけるようにハイライト表示した部分がその通り表示されます。
更に便利なのは、そのハイライト部分をPCのブラウザを使ってAmazonの管理ページからデータとして使えることです。つまり、ハイライト表示した部分をあとからテキストエディタなどにコピー&ペーストすることができるのです。
このやり方は、以前こちらの記事でご紹介しました。
どのように要約して読書メモに残すか?
こうしてマークした部分を、どのように要約するか、それがあとから再利用しやすいものになるかどうかの分かれ道です。
そんなことを考えていたら、「lifehacker」のある記事が、僕の脳内アンテナに引っかかってきました。それは、次の記事です。
1冊の本を1日で読み終える方法 | ライフハッカー[日本版]
この記事の中に「以下のルールに従って分析的書評を書く」という記述がありました。
最後の4番にある「著者が解決しようとしている問題を定義する。」という切り口は今まで考えたことがありませんでした。
単にその本の要約を作るだけだと、読書メモを新たなアウトプットを生み出すべく再利用するには弱いな、と考えていたので、これは参考になる!と感じました。
その本の著者が、何を問題提起していて、その問題の解決に向けてどのようにアプローチしているのか、という点について分析的書評として読書メモを作成しておくことが再利用する際には有効そうだ、と考えた次第です。
というわけで、これからはこのアプローチで読書メモを作っていこうと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.1.15記)