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地方創生・・・ ” 週刊ダイヤモンド ” の特集、都道府県イメージ調査 ” 好きな県・嫌いな県 ” ランキングに注目!

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さて、今日は「週刊ダイヤモンド」(2016.3.26号) に特集された都道府県イメージ調査「好きな県・嫌いな県」ランキング!の内容について見てみます。

安倍総理の施政方針演説

今年の年明け (2016.1.22) 、第190回国会において安倍内閣総理大臣の施政方針演説がありました。(全文はこちらのサイト参照)

地方創生に触れた中で、安倍総理は次のようにその意気込みを語りました。

豊かな自然、文化や歴史、食など、地方にはそれぞれの「オンリーワン」があります。それを付加価値へと変えることで、過疎化というマイナスの流れを、プラスへと大きく転換する。地方創生の実現に向かって、皆さん、共に挑戦しようではありませんか。

そして、「週刊ダイヤモンド」には次のように記載されています。

人間と同じく、地方にも個性がある。それこそが「オンリーワン」の源泉であり、それを育むことが地方創生の切り札になる。

そこで、読者を対象に都道府県のイメージ調査を行った。各県がどんな個性を持っていて、その個性は他県からどう認識されているのかを見るものである。

「週刊ダイヤモンド」の調査結果

調査では、平均年齢53.6歳、平均年収848.1万円、総計1,124人の読者の回答から、都道府県のイメージを明らかにしています。

各地方のイメージの「総合力」に当たるのが好感度だと捉え、「好きな県」「嫌いな県」について調査し、「番付」としてまとめたのが、下図です。(クリックで拡大)

番付表

「好きな県」として、読者の圧倒的な支持を集め「横綱」に躍り出たのが北海道。雄大な自然と、おいしい食べ物が背景にあります。

ちなみに同時に尋ねた「行って良かった観光地」を見てみると、トップ10内には札幌、函館、小樽、知床など、北海道の観光地が集中していました。

(なお、ブランド総合研究所による「地域ブランド調査2015」の、市区町村の魅力度ランキングで、函館市は2014年に続いて第1位に。続いて2位が札幌市、3位京都市、4位横浜市、5位小樽市…と続いています。こちらの記事参照)

反対に「嫌いな県」として票を集めたのは大阪。

「言葉遣いが怖い」「やかましい感じ」など散々な評価です。大阪人の気質や都会の喧騒に、苦手意識があるようです。

青森や岩手が寒冷地としてのイメージから「嫌い」に、「存在感がない県」としてトップだった島根が、ここでも印象の薄さから番付入りしています。

「好き」と「嫌い」に、同じ県が番付されているケースもあるので、「好き」の得票数の割合から、「嫌い」の得票数の割合を引いた指数を見ると…

「好きな県」は上から北海道、神奈川、沖縄となり、神奈川が浮上。一方、「嫌いな県」のトップは大阪のままで、青森、島根と続く結果に。

最後に

この調査結果で最も「存在感がない県」として挙げられた島根県については、当ブログでアップした以下の記事があります。

  1. シングルマザーの移住支援を行う島根県浜田市の取り組み
  2. 全国で地道に進む地域再生策 “田園回帰1%戦略” とは?

実際の島根県は、出生率の高さが全国2位、県庁所在地の松江市は住みやすさが全国1位となっています。(記事、記事参照)

島根県では、「田園回帰1%戦略」を推進し、中山間地域218エリアの内、2008年〜2013年の5年間で1人以上人口が増えた地域が73と、全体の3分の1以上を占めています。

こうした実際の取り組みが、一般に知られればもっと存在感を増すものと思われます。

冒頭に紹介した、安倍総理の施政方針演説にあるように、地方にはそれぞれの「オンリーワン」があるはずです。

地元の人には当たり前すぎて、気がつかない「オンリーワン」もあるようです。

そのオンリーワンを掘り起こし、大いにそれを発信し、更にそれがその地方の「稼ぐ力」に結び付けば、それが地方創生に結びつくはず…

様々な地方で、そうした成功事例が出てくることを願っています。

 
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2016.5.8記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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