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前回は、日々更新されていくサイトやブログのチェックを自動的に行ってくれる「RSSリーダー」という仕組みを使えば、情報を「探す」時間を短縮することができて、集まった情報をジックリ読んだり分析する時間を増やすことができることを解説しました。
ただ、「RSSリーダー」とか言われてもどうにも分かりにくいですよね。今回はどうしてこうしたIT用語が分かりにくいのか考察してみます。
◇◇◇ IT用語に英文字略語が氾濫している訳とは? ◇◇◇
ではどうして「RSS」等の分かりにくい英文字略語が一般的に使われているのでしょうか?これは日本のIT業界のある種やむを得ない事情であり、ある意味怠慢(?)だった結果として、英文字略語が氾濫している一つの象徴だと思います。
ご存知の通り現在のITのスタンダードとなっているものはほぼ輸入品です。PCしかりWindowsしかりMacしかり・・・結局輸入されたものに付属している英語を翻訳することが難しく、そのまま使うことが最も手っ取り早かったのだと思います。
その中には、長い時間をかけて外来語として定着しつつあるカタカナ語もあるでしょう。ファイルとかフォルダとかハードディスクとか。クラウドはカナカナ語になってますが、まだ最近の言葉なので定着するまでまだ時間がかかりそうです。スマホは、これは海外でいくら発音良く喋っても通じない和製の言葉でしょうけど。^^;
カタカナは何とか時間をかければ理解されていく気もしますが、英文字略語はダメだと思いますねぇ・・・当方が思い浮かぶだけでも、RSSの他に、CAD・CPI・CRM・CSV・DAT・DSL・EDI・ERP・ISP・LAN・MIDI・NTFS・・・etc,etc…
他にもウンザリするほどあります。一体どれだけの人がこうした略語を理解できるのでしょうか。まあ、確かにそれぞれに翻訳をつけたらとっても大変ですし、それで本当に分かり易くなるかという疑問もあるでしょうが、もう少し分かり易くなりませんかねぇ・・・
以下のようなサイトもありますが、略語の解説を読むと更に訳が分からなくなるケースもありそうです。
IT 英語略語集(1)
という自分もMacBook AirというAppleのパソコンをMBAと略すことがあります。でも、使う時はそれが通じるコミュニティに限定しています。普通にMBAと言ったら、「Master of Business Administration (=経営学修士)」が一般的ですからね。IT用語以外にもこうした英略語はありますが、その数はIT用語が圧倒的に多いのではないでしょうか。
日本にいながらにして英語で表記され更に略字になったものを理解しないとITが使いこなせないとしたら、やっぱりそれはハードルが高いものにならざるを得ません。
◇◇◇ これからは・・・ ◇◇◇
というわけで、どうしても触れないといけないこうした英略語に触れつつも、こうしたテクノロジーを利用するとどのように「楽に・楽しく・情報化」が進むのかについて、今後も解説していきたいと思います。
ではまた次回に!
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(2013.2.6記)