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さて、今日の格言は、「備えあれば憂いなし」です。
「備えあれば憂いなし」とは?
普段から準備をしておけば、いざというとき何も心配がないという意味です。
殷の宰相傳説の言葉で、『書経』説命中には、「これ事を事とする (するべきことをしておく) 乃ち其れ備え有り、備えあれば患い無し」とあるそうです。「憂い」は「患 (い) 」とも書くとか。
今日は「防災の日」
今から94年前の1923年 (大正12年) 9月1日午前11時58分、関東大震災が発生しました。
マグニチュード7.9、家屋の全半壊25万戸以上、焼失家屋44万戸以上、津波による流失家屋868戸、死傷者20万人以上、行方不明者4万人以上という甚大な被害を残しました。
ちょうど昼食を準備する時間帯だったため、各所で火災が発生したため、被害がより拡大してしまいました。
関東大震災を教訓とし、防災意識を高めるために1960年 (昭和35年) に制定されたのが「防災の日」です。また、この日は「関東大震災記念日」にもなっています。
あの関東大震災から一世紀近くが経ち・・・
2013年のデータですが、文部科学省の公式見解は「南関東でM7クラスの地震が発生する確率は30年以内に70%」となっています。(こちらの記事参照)
また、「M7クラスの地震は、東京や神奈川などの南関東で平均28.3年に一度起きている。直近では、1987年の千葉県東方沖地震がこれに当たる。今年で27年経つので南関東に地震が起きる可能性は高い。」との記述があります。
東京が、関東大震災以来の大地震に見舞われずに一世紀近くが経過したことは、確率論的に「幸運だった」としか言いようがなく、一人ひとりが地震に備える必要がある、と結んでいます。
大地震への備えは、各家庭でだいぶ進んでいると思いますが、「防災の日」の今日、まずは「災害用伝言板」の体験利用ができるので、家族みんなで確認してみてはどうでしょうか?(こちらの記事参照)
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.9.1記)