(画像出典元はこちら)
閑話休題。
さて、今日から9月。2021年も2/3が過ぎ去り、残り4ヶ月となりました。そんな今日は「防災の日」です。
「防災の日」
今から98年前の1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、関東大震災が発生しました。
マグニチュード7.9。家屋の全半壊25万戸以上、焼失家屋44万戸以上、津波による流失家屋868戸、死傷者20万人以上、行方不明者4万人以上という甚大な被害を残しました。
ちょうど昼食を準備する時間帯だったため、各所で火災が発生しました。この火災により被害が拡大したのです。
関東大震災を教訓とし、防災意識を高めるために1960年(昭和35年)に制定されたのが「防災の日」です。また、この日は「関東大震災記念日」にもなっています。
「防災の日」に思うこと
京橋の第一相互ビルヂング屋上より見た日本橋および神田方面の惨状
(クリックで拡大、出典:Wikipedia)
当時の東京の火災被害が今でもニュースに登場しますが、被害の中心は震源断層のある神奈川県内だったそうで、振動による建物の倒壊のほか、液状化による地盤沈下、崖崩れ、沿岸部では津波による被害が多数発生したそうです。
あの関東大震災から100年近く・・・
最近の内閣府発表によると、「都区部直下でM7クラスの地震が発生する確率は30年以内に70%」となっています。(こちらの資料参照)
また、M7クラスの地震は、東京や神奈川などの南関東で平均28.3年に一度起きているそうです。直近では、1987年の千葉県東方沖地震がこれに当たり、今年で34年経つので、いつ地震が起きても不思議ではありません。
東京が、関東大震災以来の大地震に見舞われずに100年近くが経過したことは、確率論的に「奇跡」なのかもしれません。ここは覚悟を新たにして一人ひとりが地震に備える必要があるでしょう。
・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2021.9.1記)