さて、今日から9月。今年も2/3が過ぎ去り、残り4ヶ月となりました。そんな今日は「防災の日」です。
「防災の日」の由来
今から92年前の1923年 (大正12年) 9月1日午前11時58分、関東大震災が発生しました。
マグニチュード7.9。家屋の全半壊25万戸以上、焼失家屋44万戸以上、津波による流失家屋868戸、死傷者20万人以上、行方不明者4万人以上という甚大な被害を残しました。
ちょうど昼食を準備する時間帯だったため、各所で火災が発生しました。この火災により被害が拡大したのです。
関東大震災を教訓とし、防災意識を高めるために1960年 (昭和35年) に制定されたのが「防災の日」です。また、この日は「関東大震災記念日」にもなっています。
「防災の日」に思うこと
当時の東京の火災被害が今でもニュースに登場しますが、被害の中心は震源断層のある神奈川県内だったそうで、振動による建物の倒壊のほか、液状化による地盤沈下、崖崩れ、沿岸部では津波による被害が多数発生したそうです。
あの関東大震災から90年余り・・・
昨年のデータですが、文部科学省の公式見解は「南関東でM7クラスの地震が発生する確率は30年以内に70%」となっているようです。
また、「M7クラスの地震は、東京や神奈川などの南関東で平均28.3年に一度起きている。直近では、1987年の千葉県東方沖地震がこれに当たる。今年で27年経つので南関東に地震が起きる可能性は高い。」との記述があります。
東京が、関東大震災以来の大地震に見舞われずに90年余りが経過したことは、確率論的に「幸運だった」としか言いようがなく、一人ひとりが地震に備える必要がある、と結んでいます。
今年に入って各地で火山活動も活発化しています。不気味な兆候ですが、改めて地震の備えをきちんと確認しなければと思う「防災の日」の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.9.1記)