Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

【出版を目指す書籍のコンセプトを考える (1) 】・・・見えなかった世界への水先案内人?

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(画像引用元はこちら)

さて、これまで2ヶ月に亘って、出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)

これは、いわば自分の中にある思いの棚卸しをしてきただけで、まあ独りよがりなものです。それを整理して、想定した読者候補の方が「読んでみたい」と思ってくれるような書籍にするためには、しっかりコンセプトを練り上げる必要があるでしょう。

では、どんなコンセプトにしたら良いでしょうか?

書籍出版企画趣旨書について

書籍の出版を目指すと、いずれ出版社に企画趣旨書を出して見てもらわなければなりません。見てもらえるまでが大変だと思いますが…

その企画趣旨書には、例えば次のような項目が必要です。

【執筆者氏名】
【職業】

1.タイトル/サブタイトル・キャッチコピーなど

2.企画趣旨(本書で何を訴えたいか)

3.目次(大きく10項目程度)

4.執筆者の簡単なプロフィール

5.読者対象(本書を誰に読ませたいか)

6.販売促進(講演会など個人的な販路,買上げていただける場合は部数)

7.執筆期間(例:2カ月,半年)

想定読者に刺さるコンセプトを考えるには?

では、企画趣旨 (コンセプト) は、どのように書いたら良いでしょうか。長々とした文章ではなく、極力短文で趣旨が伝わると良いですね。

まず、2018年1月6日にアップした記事「具体的にイメージした想定読者の1人に伝えたいこと」では、想定読者を「定年前後のシニア世代」としました。具体的な「ペルソナ」として、典型的な50代サラリーマンをイメージしたのです。

書籍のコンセプトは、想定読者の心に刺さるか、少なくとも気にかかるものでなければいけないでしょう。「あ!読んでみたい!」「興味あるな…」と思わせる何かが感じられなければ、到底企画は通らないはずです。

想定読者層の抱える不安に応えるには?

お陰様で、50代のサラリーマンには友人知人も多く、これまでいろんな方の話を聞くことができました。

その世代のお話を聞くと、会社を退職した後の将来設計をしっかり持っている人は圧倒的に少数派でした。これまで仕事と子育てに一生懸命で、そこまで頭が回らなかったし、あんまり考えたくなかった、というのが本音のところでしょう。

50代になると、会社組織の中で将来ポジションも見えてきますし、定年が実感として迫ってきます。

定年後は、再雇用制度で今の会社に留まるのか、それとも他に転職するのか、子どもの結婚独立までどうするか、子どもが独立して夫婦二人向き合って生きていけるか、親は今はまだ元気だが介護が必要になったらどうするか、自分たちの老後はどうするか、老後資金は足りるか・・・

等々、将来への不安は尽きません。それは当然です。それが人間だからです。人間以外の動物は、不安になったり悩んだりはできないそうです。

それまで見えなかった世界を知ること

我と我が身を振り返れば、あの東日本大震災が起きた2011年3月末に、それまで33年間勤めた会社を、55歳でアーリーリタイアメントするまでサラリーマン生活しか知りませんでした。

その後2012年に、フリーランスのITコンサルタントとして独立起業したわけですが、サラリーマン時代と違って毎月お給料を貰えるわけでなく、すべて自己責任でお仕事をしていかなければならないので、実に不安定で不安も大きかったです。

それから6年、曲がりなりにもこうしてやっていけているのは、人の縁に恵まれてお仕事ができているからです。不安定ではあっても、実に楽しく心豊かに過ごしています。もうサラリーマン生活には戻れません。

何より定年がない世界であり、健康で頭がしっかりしていれば、ずっと仕事を続けることができます。

サラリーマンを続けていたら見えなかった世界が、今、目の前に広がっています。他にもさまざまな世界があり、僕なんかそのほんの一部を垣間見ているに過ぎませんが、サラリーマン時代には見ることができなかった世界です。

そんな世界があることを、想定読者の方には伝えたいですね。

自分の住む世界を変えることは、リスクもあり不安だと思います。でも、今の世界に住み続けることで、不満を溜め続けることはもっとリスクがあるかもしれません。

 

さて、長くなってきたので、続きは次回に。

では、また!

・・・・・・・・・・・・
(2018.3.2記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
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