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さて、今年に入ってからの2ヶ月間、出版への道を志し、自分の中に醸成された思いを書き綴ってきました。 (こちらのページ参照)
そして現在は、想定した読者候補の方が「読んでみたい」と思ってくれるような書籍にするためのコンセプト作りを行っています。
第1回は、コンセプト作りの前提、そして、想定読者層である50代サラリーマンが抱える数々の不安に応えるには何を書けばいいのか、探ってみました。
第2回は、自分が行きたい世界をまざまざと思い浮かべ、その世界へ渡る橋を架けることが重要なポイントと考えました。
そして第3回は、自分が行きたい世界の住人と接点を持ち、点を線に繋げ、さらに線を太くすることで橋を架けることができる、と書きました。
今日は、その続きです。
橋を渡れば、川のあちら側へ渡ることができる
前回の記事では、川のあちら側 (自分が行きたい世界) に住む方と接点を持ち、それを線にして、更に線を太くすることで交流が深まり、その方がどのようなプロセスを経て、その世界の住人になったかを知れば、自ずとあちら側に渡る橋が見えてくることをご紹介しました。
橋が見えない時は、遠くてとても飛び移れないと思っていた世界に、橋が架かればいよいよ自分の足で歩いて渡ることができるのです。
でも、橋のこちら側から、あなたを引き止める力が強く働きます。
橋を渡る勇気を持てるか
橋の前に立つと、こちら側から、いろんな声が聞こえてきます。
「そっちは、怖い人がいて危ないよ〜」
「そっちは、今みたいな仕事がないかもしれないよ〜」
「そっちで、失敗したらみっともないよ〜」
「そっちで、上手くいかなかったら、もう戻って来られないよ〜」
また、川のあちら側からも、いろんな声が聞こえてきます。
「こっちは、成功している人もたくさんいるよ〜」
「こっちは、慣れるまで時間がかかるかもしれないけど、大丈夫だよ〜」
「こっちで失敗しても、いくらでもやり直しがきくよ〜」
「ここで、橋を渡らなかったら後悔するよ〜」
さて、この場面で橋を渡る勇気を持つにはどうしたら良いのでしょうか?
「橋を渡ったことから生まれる後悔」を選択する
僕の処世訓に、どちらを選択するか迷った時は、どっちが悔いが少ないか考え、少ない方を選ぶ、というのがあります。
例えば、結婚を決意した時があります。結婚を決めたのは、もう30歳になろうか、という時でしたので、単なる勢いで結婚するような歳でもありませんでした。
結婚したらしたで、結婚しなかったらしなかったで、どちらもいずれ後悔する時もあろうと考えました。結婚すれば、諸々の社会的責任を負う覚悟が必要です。煩雑に感じることもあるでしょう。
でも、それよりも相手の女性との結婚を諦めたら、一生後悔するだろうという予感がしたのです。それで結婚できて、お陰様で紆余曲折はありながらも32年近く連れ添うことができています。
川のあちら側に渡る橋があるのなら、渡る勇気を持ちたいものです。
「橋を渡ったことから生まれる後悔」と「橋を渡らなかったことから生まれる後悔」の両方があるでしょう。
前者の後悔は、次なる行動に向けての反省や成長の材料にすることで、解消することができるはずです。
しかし、後者の後悔は、いつまで経っても解消の仕様がありません。一生持ち続けることになるでしょう。
さて、長くなってきましたので、今日はここまでにしますね。続きは次回に。
では、また!
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(2018.3.9記)