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9月25日は、日比谷公園内のレストラン「松本楼」でチャリティ10円カレーが振る舞われる日

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アイキャッチ画像

「今日は何の日?」シリーズ第75弾です。

今から41年前、1973年9月25日に、1971年の放火によって焼失した日比谷公園内のレストラン「松本楼」が再建され、この時から毎年9月25日にチャリティ10円カレーが振る舞われるようになりました。

日比谷 松本楼

1903年に、東京市が現在の日比谷公園を開園すると同時に、「日比谷 松本楼」として6月1日にオープンしました。

当時としては珍しい洋風レストランに人気が集まり、1906年秋には東京料理店番付で西の関脇に押し上げられたほどだったそうです。

1923年に、関東大震災により焼失しますが、その後バラック住宅から復活し、その後太平洋戦争に突入するまで、引き続き人気のあるレストランとして日比谷公園の顔になったのです。

しかし、1942年に東京に空襲が始まると日比谷公園が軍の陣地となり、終戦後にはGHQ宿舎として接収され、約7年に渡り営業できない日々が続きました。

そして、1951年11月にようやく接収が解かれ、松本楼は再スタートを切ることができました。

再度の焼失と再建、そして10円カレーの登場

その後も、日比谷公園で営業を続けていましたが、1971年11月19日、沖縄返還協定反対デモが日比谷公園内で激化し (日比谷暴動事件) 、その中で中核派の投げた火炎瓶の直撃を受け、2代目建物も焼失の憂き目にあってしまいます。

歴史あるレストランが焼失したこの知らせに、全国から再興の願いが集まり、焼失から2年後に3代目松本楼がオープンに漕ぎ着けました。

外観

この全国からの声に、感謝の意を示す記念行事として始まったのが、10円カレーです。

通常は950円 (現在) のハイカラビーフカレーが、1973年以来毎年9月25日に限り、先着1,500名に限り10円で振る舞われています。

この10円カレーの2年前の模様を収めた映像が、YouTubeにありました。

昼のニュースでも、今日の開店時間前には900人を超える人が、雨の中並んでいたと伝えていました。なお、この売上金は、交通遺児育英会や日本ユニセフ協会、1995年には阪神淡路大震災、2011年には東日本大震災の義援金として全額寄付されているそうです。

また、「10円カレー」は秋の季語にもなっています。

・・・富田も、以前勤務していた会社が日比谷公園のすぐそばにあったので、天候の良い時は時々テラス席でランチをしたものです。

流石に10円カレーの行列に並ぶ時間がなくて、一度も食べたことはありませんでしたが。

と、映像を見ているうちに、無性にカレーが食べたくなってきました。今晩はカレーにしましょうか!

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!

【お店情報】

日比谷松本楼

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・・・・・・・・・・・・
(2014.9.25記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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