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“地方創生” は東京ディズニーランドの仕掛け人に聞け!という興味深いお話

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さて、今日は東洋経済ONLINEに掲載された『「地方創生」はディズニーの仕掛け人に聞け!』という興味深い記事を読んだので、その内容について見てみたいと思います。

東京ディズニーランドの仕掛け人とは?

東京ディズニーランドを誘致し、総合プロデューサーとして陣頭指揮をとった人物が、堀貞一郎氏です。

堀氏は、1972年に電通からオリエンタルランド社に転じ、常務取締役 レジャー事業本部長として、江戸英雄氏 (当時、三井不動産会長) 、高橋政知氏 (当時、オリエンタルランド社長) らとともに東京ディズニーランド建設に奔走した人物です。

首都・東京から離れた海辺にある千葉県浦安市を、日本一、人が集まる街に作り上げた功績は、そのまま日本の地方創生を率いた重要な人物と言ってもいいでしょう。

堀氏は、一昨年 (2014年)、85歳で亡くなられましたが、その思想や手法はこれからの地方創生の役に立つのでは、と考えられています。

仕掛け人が纏めた「HAPPINESSを感じる12要件」

東京ディズニーランドは、世間では米国のディズニーランドをコピーしただけというイメージを持たれていることでしょう。

しかし、仕掛け人である堀氏が残した手記によると、事実は大いに異なるようです。東京ディズニーランドは構想から開園まで、23年もの長期におよぶプロジェクトでした。

それは、千葉県を舞台とした、壮大な地方創生物語だったのです。

堀氏は、企画段階から「人にどんなHAPPENESSを提供できるか」という点に徹底的に拘ったそうです。

そして、日本全国の遊園地はもとより世界中の遊園地を視察し、研究をしました。その後、堀氏は遊園地のよしあしを判断する軸を纏め上げます。それが「HAPPINESSを感じる12要件」ということです。

この12要件とは、以下の通りです。

● 個体維持本能を満足させるもの
● 個体の機能と健康を増進させるもの
● 種族保存の本能を充足させるもの
● 種族繁栄の本能を満足させるもの
● 帰属意識を満足させるもの
● 他人と差別化できるもの
● 日常性から脱却できるもの
● 射幸心をあおるもの
● 所有欲を満足させるもの
● 心と感性を豊かにするもの
● 知識を豊かにするもの
● 好奇心を満たすもの

地方創生に取り組む中で、人を集めることに失敗するケースには、これらが欠けているのでは?と、この記事の筆者は指摘します。

こうした要件を徹底的に研究した結果、東京ディズニーランドは「細部」で人を呼んでいるのです。決して、あの感動は「なんとなく」ではないのです。

さて、少し長くなってきたので、次回は「HAPPINESSを感じる12要件」のうち、記事で紹介された東京ディズニーランドに関連する事項を具体的に見てみたいと思います。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
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(2016.4.9記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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