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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
今日は、こちらの記事でご紹介した、自分の好きなこと、得意なことをどうやって「強み」に変えるかについて、補足したいと思います。
自分に出来ること (人に感心されること) を再発見する
誰にでも、得意なことはあるはずです。でも、日本人の国民性か、自分はこれができる!と自信を持って堂々と言える人は少ないように思います。
「いやいや、自分なんかとてもとても。」と言って謙遜してしまう。
でも、結構多くの人が、何気なく自分がしたことを他人が「へぇ〜、凄いね!」「よく出来るね!」と感心したことが、何かしらあるのではないでしょうか?
僕の例で恐縮ですが、得意なことの一つにITスキルを挙げました。分かりやすい場面として、ブラインドタッチと共にキーボードショートカットによる早業なんかがあります。
Excelで、一つのセルのデータをその下に連続する10のセルにコピーする手順を考えて下さい。
普通は、まずデータをコピーし、マウスでコピー先のセルを範囲指定しペーストします。
でも、ショートカットキーを覚えていれば、マウスに一切触らずにコピー&ペーストが完了します。
まず、コピー元のセルから「Shift」キーを押しながら下矢印キーで一気に範囲指定、おもむろに「control+D」で終了。これは、Macのキーボードの例ですが、こうした一連の操作を、ほとんど無意識のうちにできます。
通常のショートカットだと、「command+C」(コピー) と「command+V」(ペースト) の2回操作が必要ですが、これが1回で終わります。
たまたまこの操作を横で見ていた人が「スゲー!そんなことできるんだ!」と目を丸くして言ったので、自分がごく普通にしていることでも、知らない人が多いんだ、と改めて気付かされた次第です。
まあ、1回の処理だけ見れば、マウスなら10秒かかるところを2秒で終わる程度の時間短縮ですが、これが1年間で相当回数処理するとなると・・・塵も積もれば山です。
たまたまキーボードの例を挙げましたが、他にも自分が好きで覚えた知識で、それを披露したら感心された、とか、自分はごく普通にできていることを、是非やって欲しいと頼まれた、等いろんなことがあるはずです。
そして、そうしたことを再発見するのに有効なのが、こちらの記事でご紹介した「自分史」を書いてみることなのです。
好きなこと、得意なことを3つ掛け合わせて「強み」にする
自分の好きなこと、得意なことを再発見したら、それを整理してみます。そして、3つを選び出し掛け合わせて「強み」にできないか考えてみましょう。
いくら得意なことと言っても、100万人の中で1番秀でることは難しいですよね。僕がいくらITが得意といっても、僕より秀でている人はゴマンといます。
でも、100人中1番になることは、それほど難しいことではないはずです。そして、100人中1番のものが3つあって、それを掛け合わせるとどうなるでしょうか?
あくまで理屈の上ですが、1/1,000,000という希少価値になるはずです。
というわけで、僕は以下の3つの得意なことを掛け合わせ、自分の「強み」として ITコンサルタントの道を歩み始めました。
- ITスキル
- 企業のリスクマネジメントスキル
- 営業・人事・情報システム・BPR・内部監査など幅広い分野の経験
さて、また長くなってきたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.1.17記)