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閑話休題。
【出版への道】シリーズは、現在書籍のコンセプトを熟成中につき、今日もお休みです。
さて、お彼岸の時期ですが、そもそも「彼岸」は「六波羅蜜」を修める期間であり、また、釈迦の教えとは、要約すれば「利他・自利・解脱」の三つに尽きることを前々回ご紹介しました。
また、前回は「利他」の精神について、京セラ創業者の稲盛和夫氏の哲学をご紹介しました。
今日は、「利他・自利」の精神が、僕の座右の銘の1つに繋がっていることを書き留めておきます。
座右の銘
僕の最初の座右の銘は、もう何年前か忘れるほど以前に決めた次の言葉です。
【変わらないでいるためには、変わり続けなければいけない】
禅問答のようですが、要するに「良い結果が出ているとして、その状況を変えずにいるために、さまざまな取り組みを変えていかなければいけない」ということです。
ビジネスの世界であれば、高水準に利益が出ていて、その水準を維持するためには、今まで通りのやり方を十年一日のごとく続けていてはダメで、常に投資を怠らず、革新を果たしていく必要があるのです。
現状維持は、すなわち後退を意味するわけです。
そして、2013年初に加わった、もう1つの座右の銘が次の言葉です。
【かけた情は水に流せ、受けた恩は石に刻め】
この言葉は、長野県上田市塩田にある「前山寺 (ぜんさんじ)」というお寺にある石碑に刻まれた言葉だそうです。
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人間関係で忘れてはいけない言葉
人間誰かのお役に立ちたいと思う一方で、そのことを恩義に感じて欲しい、感謝して欲しい、という見返りを求める気持ちが、僕自身どこかにあります。
そんな気持ちを諌める座右の銘です。
そして、自分の人生を振り返ると、実に多くの方々に恩を授けて頂きました。でも、そんなことは忘却の彼方にしてしまいそうな自分がいます。
石に刻むがごとく、きちんと記憶に刻んでおくことも大切ですね。
そして、受けた恩義を別の形で、若い方々にお返ししていくのが、自分の務めだと思っています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.3.20記)