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さて、「今日の一言メモ」第792回です。
「大欲は無欲に似たり」
「大欲は無欲に似たり」とは、大望を抱いてる者は小さな欲になど目もくれないから、一見無欲に見えるということです。
また、欲が深すぎる人は欲に惑わされて損をすることがあり、結局は無欲と同じような結果になるという意味でもあります。
「無欲は怠惰の基」
先般行われたパラリンピックで、日本人選手最年少の14歳で銀メダルを獲得した山田美幸選手(競泳女子)の言葉が心に刺さったことを以前の記事に書きました。
その言葉は山田選手の座右の銘で、これは日本資本主義の父、渋沢栄一の言葉だそうです。
「無欲は怠惰の基である」
欲は正しく持て、という教えだと汲み取りました。
「相対的な欲」を断捨離することをリマインドする
平成最後の年末となった2018年の大晦日のブログに、[自分の内面にある「相対的な欲」の断捨離が必要] なことに気付かされたと書きました。どういうことか要約すると次の通りです。
- 人には2つの欲があり、1つは「相対的な欲 (=1日も早く手に入れたい!)」であり、もう1つは「絶対的な欲 (=1日も早く始めたい!)」ということ
- 「相対的な欲」とは、他人との比較によって生まれた欲であり、地位や名誉、名声、金銭などに対する欲は、他人と比べて自分に不足していると感じている時に起きる
- 一方、「絶対的な欲」は、誰かと比べたからではなく、自分の中だけから自然と生まれてくるものであり、不足感は伴っていない。この欲は、単純にそれが好きだから手に入れたいし、それがやってみたいからできるようになりたいだけ
- 「計画の断捨離」を進めるためには、自分がゴールや目標として設定している事柄を客観的に見て、それらが「相対的な欲」と「絶対的な欲」のどちらから生まれたのかを確認することが必要
こうして【2019年の課題】を [「相対的な欲」の断捨離を進める] と定めたのです。この課題はおおむね達成したのですが、時間の経過とともに「相対的な欲」がムクムクと頭をもたげてきます。
ここで改めて「相対的な欲」を断捨離することをリマインドし、「絶対的な欲」を持つことに専念したいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.9.22記)