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当ブログでは、これまでに「地方創生人材支援制度」、地方創生大臣賞を受賞した「食べ物つき情報誌 ”食べる通信”」、「調理学校と町の連携協定締結」など、地方創生をテーマとした記事をアップしてきました。
実は、これらの記事全てに関係しているのが、鹿児島県長島町です。
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そして、現在長島町の副町長として活躍しているのが弱冠30歳、総務省官僚の井上貴至さんです。
その井上さんの活躍ぶりが、田原総一朗さんとのインタビュー記事として PRESIDENT Onlineに掲載されていました。(こちらの記事参照)
そして、その活躍ぶりが瞠目に値するものでしたので、今日はそれをご紹介したいと思います。
井上貴至さんとは?
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井上さんは大阪生まれの30歳。大阪星光学院から東京大学法学部へ進学、2008年に卒業後、総務省に入省。
総務省では、政治資金改革に取り組み、地方創生人材支援制度を発案、内閣官房では拉致問題を担当していました。
そして、2015年4月、地方創生人材支援制度の第一号として、総務省から派遣され、7月からは副町長を務めているという経歴の人物です。
井上さんのブログ「地域づくりは楽しい」はこちら。
地方創生人材支援制度は、外と地域をつなぐ媒体
井上さんは、学生時代最初のゼミの授業で、先生から「君ら東大生は何も知らない。とにかく現場に行きなさい」と言われたそうです。
それから路上生活の方の炊き出しを手伝ったり、沖縄の防空壕や米軍基地にも足を運びます。そうした経験を通して、いろんな現場に行くことに興味を持ち始めたのです。
それ以来、自ら『平成の伊能忠敬になる!』と言って、地域の現場を歩いてきたとか。そこで色々なキーパーソンに会って話を聞き、感じたのは自分の地域や業界のことは詳しいけれど、よそのことはよく知らないということ。
地域に人材がいないと言われているのは、実は外と地域をつなぐ人材がいないことだと気付きます。
それからは、自分が出会ってきた素敵な人を紹介して、『地域のミツバチ』として花から花へ花粉を運ぶように、その人たちをつなげていくことで、新しいものを生み出していくことに努めたそうです。『地方創生人材支援制度』は、その延長で発想したとのこと。
地方行脚でアイデアを培う
井上さんは、総務省入省後、最初の年は愛知県庁に勤務します。その後、いろいろな地方に行ったようですが、徳島県の神山町や長野県の小布施町には何度も通ったそうです。
神山町では、霞ヶ関の官僚を1週間送り込んで、サテライトオフィスの実験をしたり、小布施町では、日本版のダボス会議を目指そうと「小布施若者会議」を開催したりします。
そうした経験が、現在の長島町でも大いに活かされているわけですが、ちょっと長くなってきましたので、次回に続けることにします。
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というわけで、今日はここまで。
ではまた!
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(2016.7.19記)