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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
前回は、どうやって自分の好きなこと、得意なことを「強み」に変えるかについて、僕の事例をあげ、好きなこと、得意なことを3つ掛け合わせて「強み」にしたことをご紹介しました。
今日は、以前こちらの記事でご紹介した「自分史」を書いたことで再発見した、ブラインドタッチを習得した歴史について振り返ってみます。
英文タイプライターとの出会い
僕の強みの一つ「ITスキル」に繋がる原点と言えるのが、タイプライターとの出会いによるブラインドタッチの習得です。
僕は、姉と二人姉弟で育ったのですが、姉が高校時代になぜか英文タイプライターを習っていました。確か、家庭教師の先生の勧めだったと思います。
その影響で、僕が中学生の時、夏休みの自由課題に「英文タイプライターの習得」を選び、練習に励みました。
夏休みいっぱいをかけて、まずホームポジション (両手の置き方) を覚え、最初に両手の人差し指で「j」と「f」を繰り返し、繰り返し打ちます。
それに慣れると、右手で「u」「y」、左手で「r」「t」と打つ範囲を広げていきます。こうして徐々に各指の守備範囲を広げていき、アルファベットのブラインドタッチを覚えました。
この時は、記号・数字のキーは、まだ覚えていません。
カナタイプライターとの出会い
次に、カナタイプライターとの出会いです。
1978年 (昭和53年) に新入社員として入社した会社では、まず営業部に配属されました。営業部では、契約情報を記載した約定台帳なるものをカナタイプで打っていました。これが、カナタイプライターとの出会いとなりました。
約定台帳は、ワンライティングの複写式になっていて、何枚目かに当時導入されて間もない電子計算機 (まだメインフレームコンピューターなどという言葉はなかった…(^^; ) にデータを入力するためのインプット原票が付いていました。
このインプット原票を見て、キーパンチャーの人がカードに穴を空け、それを機械に読み取らせてデータを電子計算機に入力するという、今では考えられないような仕組みでした。
なお、当時の電子計算機を管理している部門は、EDP部と言ってました。EDPとは、Electronic Data Processing の略で、要するにコンピューターによるデータ処理を指します。
電子計算機の役割は、当初経理部門が行う会計処理など、大量データ処理が中心でした。
また、電子計算機に入力できるのは、数字とアルファベットとカナ文字だけだったので、入力原票を作成するのにカナタイプが必要だったのですね。
そこで、新人でペーペーの僕は、怖い先輩のお姉様方にカナタイプを仕込まれることになりました。もともと英文タイプのブラインドタッチは習得していたので、指の使い方は分かります。
あとは、カナの位置を覚えるだけだったのですが、アルファベットと比べると一番上の段まで範囲が広がったので、その部分を習得するのに時間がかかってしまいました。
こうして、パソコンを使いこなすのに必須と言えるブラインドタッチを、期せずして早い時期に習得できたわけです。
さて、また長くなってきたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.1.16記)